協力工場での問題点

協力工場でのシステム化の問題点

「内示受注」で生産を開始しなければならない

協力工場では、顧客からの受注に基づいて生産を行います。
顧客からは「内示」と「確定」の受注情報が提供されますが、「確定」を待ってから生産を開始しても納期に間に合わない場合は
「内示」の時点で生産を開始しなければなりません。
「内示」と「確定」にギャップあれば「生産不足」「過剰生産」が生じてしまいますので常にこのリスクに備えておく必要があります。
DPCでは「構成進度問い合わせ」の画面上に顧客からの「内示」と「確定」の情報が常に可視化されていますので、
  いち早くこのギャップに対処できます。

「納入単価」は後から変更しなければならない

協力工場では「納入単価」の決定を待たずに生産開始を強いられることがあります。
DPCでは「納入単価」が未決定のまま「売上登録」を行っておいて、後日単価が決まってから「自動的に単価の振り直しを行う機能」が
 用意されています。

完成品だけでなく仕掛工程にある在庫も捉えておかなければならない

協力工場では、完成品だけでなく仕掛工程にも在庫が存在しています。
受注ロットと生産ロットのサイズが異なっていたり、意図的に途中の工程で生産を留め置いたりすることで、仕掛工程にはどうしても在庫が、滞留しています。
過剰生産や生産不足を防ぎつつ、納期どおりに完成品を納入する為には、「仕掛工程にある在庫」も正確に捉えておかなければなりません。
DPCでは「構成進度問い合わせ」の画面上で、末端の材料から完成品に至るまでの工程間の在庫をリアルタイムに把握することができます。
 外注委託工程に関しても(外注先にあるはずの在庫が)把握可能です。

受注情報が(電子データで)配信される都度、置き換えを行わなければならない

協力工場では、顧客からの受注情報は電子データで配信(EDI)されています。
配信される受注情報の一部の期間は前回分と重複しているうえ、情報の確度は納期が近づく毎に 期間内示 → 日別内示 → 確定 というかたちで推移していきます。
最新の受注情報を正しく把握する為には、重複する情報を排除し、どの内示がどの確定に変わったのかを紐づけして情報の置き換えを行う必要があります。
DPCではこの「受注情報の置き換え」を自動的に行う機能を実装(※)しています。
 ※標準実装対象メーカー
  スズキ株式会社様 (SPIRITS)
  本田技研工業株式会社様 (IMPACT-Ⅲ)
  ヤマハ発動機株式会社様 (PYMAC-Ⅲ)
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