DPC用語集「な行」

内示区分(ナイジクブン)

受/発注データの特性(精度)を表す DPC語 です。

この精度を表すのに“1”から“9”まで想定していて、この精度は受注と発注のそれぞれにあります。(別のものです)

受注データでの[内示区分]は、受注種別のより細かな分類として設定されていて、
    通常は内示区分=“1”が 日別確定
        内示区分=“2”~“3”が 日別内示
        内示区分=“4”~“9”が 期間内示 として設定されます
    この中で内示区分=“4”は枠としては期間内示なのですが
      特殊な使い方として“5”以降(通常は“5”)の期間内示を「受注分解」で日別データにしたときのコードとして使います。

協力工場での得意先からの確定注文(日別確定。通常期間単位の確定はない)の多くは注文をもらってからの生産では間に合わないくらいの短納期です。しかも納期の厳守は必達事項です。

 こういう中で得意先も発注先に事前に準備してもらうために納期/数量の確定していない内示情報を事前に送ってきてくれます。
この内示も日別に指示される“日別内示”と期間(多くの場合は月間だが週間の時もある)単位での合計数を指示する“期間内示”に分かれます。

入出庫区分(ニュウシュッコクブン)

品目/工程/管理部署別に把握される在庫場所の性格を表す区分。

 生産管理における在庫の移動は入出庫のパタンから「仕入」「支給」「検収」「納入」の4種あります。ところが実際の運用では買い取引である「仕入」と「検収」、売り取引である「支給」と「納入」の使い分けが難しい場面も考えられます。
 この時に“売り”と“買い”の指定だけで関与する在庫場所に対して入庫させるのか出庫させるのかを判定させる識別子です。この区分には次の3種類があります。
 
  1. 社外在庫・・・・基本的には加工場所で“買い”で出庫される処です。
             社外といっても外注先/仕入先のみでなく社内加工区も含まれます。
     
  2. 社内在庫・・・・基本的には加工を行わない処製品倉庫材料倉庫中間留保と言われる工程間の
             仕掛品置き場があります。
     
  3. 実績把握・・・・初工程や支給を伴わない複数取引先のある中間工程等で基本は作業実績による出庫のみで
             当該品番/工程では入庫データの発生がありえない処です。
             出庫のみで入庫がなければマイナス在庫になってしまうのでシステムで自動的に同数の
             反対移動を起こして常に在庫を“0”(在庫が取れない)にしてしまいます。


 
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