DPC用語集「アルファベット」

EDI(イーデーアイ)

  1. 電子データ交換(でんしデータこうかん、EDI、Electronic Data Interchange)とは、 標準化された規約(プロトコル)にもとづいて電子化されたビジネス文書(注文書や請求書など)を専用回線やインターネットなどの通信回線を通してやり取りすること。 あるいはこうした受発注情報を使って、企業間の取引を行うこと。
   
経済産業省による定義では、 「異なる組織間で、取引のためのメッセージを、通信回線を介して標準的な規約を用いて、コンピュータ間で交換すること」となっている。 (以上出典:Wikipedeia)
  
 
  1. 今多くの自動車メーカでのEDIのプロトコルはUN/EDIFACT準拠になってきています。
    本来、EDIFACTプロトコルを使うことにより、それまで各社毎に個別に開発されていた協力工場側の「EDI処理」を統一的処理できるようになり効率的なシステム保守が出来ることも狙いの一つのはずです。
    実際には各社の運用はそれぞれであり、それに伴って送られてくる「ID」「フォーマット」は当然のことながら違っています。これらを処理しやすいように一件一葉(一行)のデータに変換するのに「EDIFACTトランスレータ」という仕組みがあります。この「EDIFACTトランスレータ」の導入当初は環境整備のための費用負担をしても、その後のシステム変更に対しては親メーカによる費用負担ないしは自社で簡単にパラーメータが変更できるのなら、「EDIFACTトランスレータ」を導入するそれなりの意味はあると思います。
    しかし現実は毎回のシステム変更の都度、協力工場自身での安くはない費用負担で「EDIFACTトランスレータ」のサポート企業にたいして修正依頼をかけなければなりません。ここまででEDIFACTデータが読み出せるようになっただけですから、その上で更に実際の自社システムに取り込むための修正が必要となります。

  2. というわけでDPCでは、(特段のお客様からの要求がなければ)「EDIFACTトランスレータ」をかまさずに、直接EDIFACTデータを読み込んでDPCの受注情報等に変換・取得してしまいます。また修正費用は(特にこの読みこみ部分は)当該親メーカ傘下の協力工場様に於いては全社共通ですのでユーザ各社で按分請求させていただきます。・・・・修正対象ははこの一本です。

SNS(エスエヌエス)

Sequential Number Systemの略でDPCにおいて累積進度管理として実装しています。
原型は戦時中に中島飛行機や三菱重工で零戦製造時の進捗管理技法として編み出された追い番管理に端を発します。

MRP(エムアールピー)

MRP(Materials Requirements Planning)とも呼ばれる。
 
  • 資材所要量計画(しざいしょようりょうけいかく)とは工場などで使われる生産管理手法の一つ。
  • 資材管理で生産を計画する手法のこと。
 
その概念を発展させて資材以外の人員、設備など製造に必要なすべての資源を管理する仕組みをMRP2という。
さらに、企業全体の在庫、決済、資産の管理を行うようにしたのがERP(企業資源計画)である。
 (以上出典:Wikipedeia)
 
  1. DPCでは「引当計画」として品目単位ではなく工程単位で(後工程から前工程に向かって)MRP展開ロジックで使われる総所要量計算/先行計算/純所要量計算/計画取り纏め をLevel by Levelで常に実績在庫に立ち戻って運用する形で実装しています。
  2. このためDPCにおいては品目途中の仕掛かり工程在庫を残したままの計画も立てられます。
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