DPC用語集「た行」

力のある責任者(チカラノアルセキニンシャ)

運用をささえる3人」のうちの1人で、コンピュータ・システムを全社システムの一部に組み込み、その意味・方向性・レベルを認識して指示・指導・監査して最終的に責任を取る人です。

 実際の運用を行うには、人員再配置・職務変更・指揮命令等どうしても人のコントロールが伴うので同列の権限者のいないレベル以上の役職者でなければ実質的には難しいと思います。例えば総務部長を責任者にした場合、同じ部長職である製造部長や工場長がいたりしてなおかつその人たちが先輩・年長者だった時特に、指揮命令が充分に達せられないケースがままあります。(もちろん例外は多々あるとは思いますが!)
 すなわち社長・専務といった1人しかいない役職とか肩書きは別にして社長の子息(次期社長)といった方々が責任者になられて、単にお飾りでなるのではなく、熱い思いを持って責任者とともに二人三脚でシステムを引っ張らない限りシステムが定着して効果的に運用されていくことはないと思います。

置換key(チカンキー)

受注データ取得時に連続置換を行う時に全品目削除&追加ではなく、いま読み込まれた受信データによってどのデータが置換対象になるのかを特定する項目群を指します。

 この時”グループ単位”の基本は[品番]ですが、多くは[品番/納入先]の単位で得意先での発注データの制御(担当者による作成)を行っているケースが多いです。また得意先によってはさらに多くの項目を加えてグルーピングしていて、この単位で得意先の発注データ(ユーザにとっての受注)を置き換えていきます。このグルーピングする項目群が置換keyです。
例えばスズキs-netでは[品番/納入先]ですが、ホンダimpactでは[搬入場所/計画コード/色コード/搬入場所名6-13]といった内容になっています。
またこの置換keyのパタンを使って納期先行子取引先の特定を行うための納入先情報を識別(特定)するためのパタンとしても使っています。(現在23パタン)
連続置換で使うときは単に置換key単体で使われるのではなく、[親取引先/品番]と組み合わせてグルーピングされます。

知識のある管理者(チシキノアルカンリシャ)

運用をささえる3人」のうちの1人で、コンピュータ・システムを主にお守りする人員をいいます。

 中小企業の場合なかなかコンピュータの運用知識(知見、ノウハウ)を持っている人を確保することは難しいです。操作する人がいれば“動かないコンピュータ”はなくなりますが、動いていれば使えているかというとこれは別問題になります。
当社の工場運営はどうあるべきで、今何が問題なのかを把握できる業務知識を持っている人がシステムの稼働を管理することが望まれます。この人がさらにコンピュータの知見も備えていると、人とコンピュータの使い分けが効果的に行えてコストを抑えながら効率的な運用が出来ることになります。

テクノシステム株式会社(テクノシステム)

1984年10月に設立された中部ガスグループ(現サーラ・グループ)関連会社。
東三河にあるFA系とOA系の開発部隊を抱えるシステム・エンジニアリング会社。

URLは http://www.technosystems.co.jp/

 DPC 協力工場向け生産管理支援システムの系譜からいうと
    第八世代の「NEXUS8」・・・・NECのオフコンによるシステム
        1991年9月~1995年10月
    第九世代の「NEXUS9」(DPC)・・・・初めてのPC-CSS
        1995年11月~2006年12月
    第十世代の「nexus21」(DPC2)・・・・.net FrameWork上のPC-CSS
        2007年1月~
   上記3システムの版権保有開発会社になります

取引単位(トリヒキタンイ)

①物の取り扱うときの単位の一つで、「取引」時(多くは受入)に取り扱う数量が[取引単価]のせいで、在庫移動に使われる”管理単位”の値でない時に、”換算単位”をこの時の単位として使い、これを”取引単位”といいます。

【使用例】
  1. 小物メッキのように在庫上の”管理単位”は"個"だが、[取引単価]は"KG"あたりの重量単価。
  2. 鋼板/鋼材のような素材は、多くは[取引単価]は"KG"あたりの重量単価です。
       この時在庫も重量で管理していれば換算の必要がありませんが
       在庫の”管理単位”が定尺品目で"枚"や"本"の時は、”換算単位/取引単位”として"KG"を使います。
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