- 電子データ交換(でんしデータこうかん、EDI、Electronic Data Interchange)とは、 標準化された規約(プロトコル)にもとづいて電子化されたビジネス文書(注文書や請求書など)を専用回線やインターネットなどの通信回線を通してやり取りすること。 あるいはこうした受発注情報を使って、企業間の取引を行うこと。
経済産業省による定義では、 「異なる組織間で、取引のためのメッセージを、通信回線を介して標準的な規約を用いて、コンピュータ間で交換すること」となっている。 (以上出典:Wikipedeia) |
- 今多くの自動車メーカでのEDIのプロトコルはUN/EDIFACT準拠になってきています。
本来、EDIFACTプロトコルを使うことにより、それまで各社毎に個別に開発されていた協力工場側の「EDI処理」を統一的処理できるようになり効率的なシステム保守が出来ることも狙いの一つのはずです。
実際には各社の運用はそれぞれであり、それに伴って送られてくる「ID」「フォーマット」は当然のことながら違っています。これらを処理しやすいように一件一葉(一行)のデータに変換するのに「EDIFACTトランスレータ」という仕組みがあります。この「EDIFACTトランスレータ」の導入当初は環境整備のための費用負担をしても、その後のシステム変更に対しては親メーカによる費用負担ないしは自社で簡単にパラーメータが変更できるのなら、「EDIFACTトランスレータ」を導入するそれなりの意味はあると思います。
しかし現実は毎回のシステム変更の都度、協力工場自身での安くはない費用負担で「EDIFACTトランスレータ」のサポート企業にたいして修正依頼をかけなければなりません。ここまででEDIFACTデータが読み出せるようになっただけですから、その上で更に実際の自社システムに取り込むための修正が必要となります。 - というわけでDPCでは、(特段のお客様からの要求がなければ)「EDIFACTトランスレータ」をかまさずに、直接EDIFACTデータを読み込んでDPCの受注情報等に変換・取得してしまいます。また修正費用は(特にこの読みこみ部分は)当該親メーカ傘下の協力工場様に於いては全社共通ですのでユーザ各社で按分請求させていただきます。・・・・修正対象ははこの一本です。