進捗管理に関するご質問

遅れそうなのがたくさんあってどれから手をつけたら良いのかがわからない。なにか手はないか?
 DPCでは累積進度の延長で合算在庫進度を求め、いつ在庫割れするのかを推定します。
 この在庫割れ日が緊急の物から順に表示して、なおかつ在庫割れロットに続く注文がどれくらいあるのか?今すぐかかるだけの在庫があるのかを併せて表示して着手可能品目の提示が出来ます。
 お客様の運用によっては特に日々の生産計画は立てずに、この「在庫割れ警告」に従って物作りを進めるところもあります。

タグ: 進捗管理

確定受注が来てからでは間に合わないので事前に作り出すが不足することがある。どのような管理をしていったらよいか?
 確定注文の受け取りから出荷納期までの期間が、本来品目が必要としている全リードタイムより短い。
このために、確定ではなく事前に客先から送られてくる内示情報で生産を開始しないと、期日の納入に間に合わなくなります。
 しかしながら、あくまでも内示は内示で確定で異なることが多いので、内示数のみの生産では不足することもあります。(逆に多くなることもあります)。
 受注変更は逐次送られてくることが多いので同一注文の変更データで置換して、最新の受注と生産現場の実際の在庫からどの注文まで対応できているのかを”日々”確認していきます。通常この作業を1ヶ月のカレンダ形式の紙なりExcelシート上に記入してチェックします。「進度板
 いままでのオフコンでは表示できなかった「進度板」をPCを使うことによって表現しました。
その上で工程単位の進捗として本日遅延ではなく、数日先の未来進捗を表示して遅延する前に警告します。(累積進度管理

タグ: 生産計画 進捗管理

弊社は2輪メーカーの協力工場ですが、得意先からの内示と確定のブレが大きく、計画的な生産が出来ません。DPCではどのような方法で対応してますか?
 確定を待ってからでは納期に間に合わなくなってしまうので内示で作り出さざるを得ません。
しかし(打ち切り指示が出るまでは)繰り返し継続的に受注があるので、生産量の過不足は次の受注と生産で調整されます。すなわち協力工場では受注と生産は固定対応されません。(製番紐付け管理はできません)

 内示による生産分が確定注文のどこまで対応できているのか、内示/確定間のギャップはどうなったのかを、SNS(累積進度管理)を動かすことで適切な発注管理/進度管理を行うことができます。

 いままでは手作業でカレンダ上に[受注/計画/実績]を記録して比較していたのを、DPCではコンピュータ上の「進度板」として実装しました。この「進度板」は手書きやExcelシートでは難しかった構成進度も完全にサポートしています。

タグ: 受注管理 進捗管理

弊社は輸送機器メーカーの協力工場ですが、欠品や過剰在庫が慢性的に発生しています。適正在庫で廻したいのですが思うようにいきません。良い解決法はありませんでしょうか?
 欠品や過剰在庫が慢性的に発生しているということは、現場が好き勝手に物作りをしていることになります。
本来は、生産管理課等で受注を勘案して作られた生産計画/加工指示に従った」動きをしていれば、上記のような問題は出ないはずです。
 しかしながら、諸般の自由により統制的な生産計画/加工指示が出てこないとき、現場の生産担当者は何から手を付けていったらよいか判らず、必要かどうかにかかわらずそこにある材料で作れる物を作ってしまいます。
 ここで、SNS(累積進度管理)から発せられる「在庫割れ警告」に従った緊急度の高いものから順に作業することによって、遅延しそうなものから先に片付け、優先度の低いものを作業し過剰在庫を防ぎます。
 運用によっては”どうせ崩れる生産計画”は立てずに最新の受注と実績から導かれる「在庫割れ警告」に従って作業を行うことも考えられます。

タグ: 進捗管理

弊社は自動車メーカーの協力工場ですが、常に変動する納入指示に対して納期遅延が突然発生しないか常に不安です。何か良い対策方法はありませんでしょうか?
 受注生産で、”確定”受注がリードタイム以下の直近にしか来ないのであれば、ある程度の”管理された在庫”を持つことはは必須条件となります。
しかしながら設変/打ち切りによる死蔵品化を最小にするには、大きな安全在庫は持てません。
このために月々変動する受注量に連動した[安全在庫量]を警告ラインとして、所要/実績/予定の累計値比較を行うことによって進捗を捉えるSNS(累積進度管理)で管理することが協力工場では運用しやすいと思います。
システムでは指定日数以内で遅延しそうになると警告を発生させる仕組みもありますので、日々タイムリーに正しい受注/実績データを投入することによって受注の振れや不良欠品が発生しても、何から手を打たなければ行けないかが判ります。
この手法は以前から協力工場の多くで手書きやExcelで使われていた「進度板」をコンピュータ上に載せたものですが、手書きと違って材料や組み込み品といった構成部品(共通品であっても)まで含めた管理が出来ます。

タグ: 在庫管理 進捗管理

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