受注データ取得時に連続置換を行う時の処理のひとつです。
1件の月間計受注データに対して、より新しい同月の月間計であったり、当該月間を分割された日別データ等の新しい受注データ(群)で置き換えられるなら(一斉置換)問題ありません。
しかしながら1件の期間計データの一部に相当する日割りデータや、1件の確定注文(日別)に対して分割搬入指示が一度にではなく細切れに一部ずつ指示されるときには一斉置換することは出来ません。
なぜ一斉置換できないかというと、通常は新しいデータが来たときはそのデータに対応する既存の受注データは削除されて新しいデータが追加されるのですが、この新しいデータの内容が削除されるデータの一部に相当するならば本来の必要数より少なくなってしまいます。
もしくは元データの削除を当該期間の最終データが新たに来た時(翌期間のデータが来た時)に行うとすると(安全側には倒れますが!)期間最終近くでは本来の必要数の倍くらいになってしまいます。
このため順次置換では単に元データを削除するのではなく、新たな細分データの[指示数]で元データの[指示数]を控除し、さらに元データの[納期]を細分データの[納期]の翌日にして、元データを更新します。
このとき細分データの指示数計が元データの指示数以上になったとき、そのまま引当無しで細分データを追加していくのか、もしくは次の期間の元データから引き落とすのかを決めなければなりません。
また元データのカバーしている期間が終了しても元データの指示数を引き落としきれなくて指示数が残っているとき、その段階で元データを無効にするのか、翌期間分の細分データも引き続き引き落としていって指示数が“0”になったら削除するのかを決めておきます。
この決め方は個々の得意先の注文の出し方を検討した上での対応となります。