DPCの日程計画

日程計画における発注指示の基本は“納期指示”です。
“納期指示”はいつまでに終わらせるかの指示ではなく、いつに(どこで)作業するかです。

日程計画を行うには次の項目が必要です。

  1. 1日(2勤務帯)で行えるロットサイズに分割された「指示ロット」
  2. どこで/誰が/どの設備で行えるのか
  3. それぞれでの実際出来高でどれだけの時間で作れるか

日程計画の配布には次の手法があります。

  1. 人が行う(人の判断で配布し、工数の積み上げ&評価をコンピュータが支援する)
  2. 参考配布をコンピュータシステムが行う(積み上げながら計画を回す)
  3. 納期計画(引当計画)を行ってから「スケジューリング」する→「Asprova MS light」で実現できます

日程計画の配布には次の手法があります。

  1. 後工程ロットを[優先度順]に読み込む(1勤務帯あたり生産量で、残業は考慮されません)
  2. 後工程ロットからの必要数を[一単位生産量]に分割または併合する
  3. 後工程の[前段取り]と自工程の[後段取り]の合算先行させた「日」の加工先(優先度順)の[残保有工数]を評価して積む
  4. 必要に応じて「計画取り纏め」(ロットサイジング)を行う(負荷を積みますような取り纏めは行いません)
人が行った場合の日程計画には多くの問題点があります。「スケジューラ」を動かすのには加工先/設備毎の工数データが必要になりますが次のような弊害があります。
  • システム障害発生時における迅速な原因調査及び回復支援
  • システムに対する問合せへの対応
  • システムのオペレーションや運用に関するご支援
  • ソフトウェア資産の管理
  • メール及び電話対応にて障害対策が出来ない場合の出張対応(原則として10回/年)
  • 定期訪問によるシステムの調整・操作指導・運用指導・改善提案
  • プログラムの修正作業
  • 原則的には運用上どうしても修正が必要と判断した場合で、なおかつ工数が1人日以下の場合
さらに手で作られた計画には以下の問題点があります。
(1)どんなにすばらしい計画データでもシステムデータではないので(コンピュータシステムを通した)他のことには使えない
(2)属人的なデータで他の人が、使えない/作れない(標準化出来ない)
(3)設備別/日別の負荷のバラツキがはっきりしない
(4)時に積み過ぎたり、積み足らなかったりすることがある
DPCは負荷参照機能付き「計画配布インプット」を利用します。
  • “どこに(誰に/どの設備で)、いつ、なにを”は人の判断に委ねる
  • その配布結果で[標準工数]で配布先/勤務帯別に工数を積む
  • 積まれた工数を次の基準で色分けする(これにより日々の残業時間等を考慮して何色まで使えるのかを判断しながら積みます)

「スケジューラ」を有意に動かすためには次のような前提条件をクリアしなければなりません。

  1. “なにを/いつまでに/いくつ”が求められていること
    「スケジューラ」では基本的に“引当計画”は行いません。多くのスケジューラソフトは“個別受注生産”で確定受注が決まっていてのスケジューリングを主に想定しています。協力工場様での環境では基幹システムでMRPやSN展開 →「引当計画」が出来ていなければ運用出来ません。
  2. 加工条件(特に設備毎の実際出来高)のマスタ整備
    実際の運用に耐えるだけのマスタデータが揃っていなければ使えません。DPCはこのAsprova」で必要な項目もDPC「部品登録」で併せて保守します。
  3. 運用の約束事/制約条件が確率していること
    「スケジューラ」はとっても頭が良くて“言われたこと”は間違えずに行いますが “言われていないこと”はどんなに些細なことでもしてくれません。“どこまでやってくれれば、後は人がやる”という線引きを明確に定義できていなければ、うまく使うことが出来ません。
  4. DPCのスケジューラは“管理工程単位”で動かすことを考えています
    この時工程単位での適正負荷バランスがとれても前後工程間の妥当性がとれる保証はありません⇒この“妥当性チェック”を「進度板」が行います。

生産スケジューラ「Asprova MS light」との連携

「Asprova MS light」資源ガント・チャート

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